不確実な世界の中での経営

この時代に経営の舵をどう切っていくのか。経済の収縮、災害、紛争、感染症により不確実な世界が訪れる。不確実とは前例が通用しない。過去の分析ではうまくいかないということ。そして、不確実な事象の後で、世界は新しい価値観や誕生し、テクノロジーを活用したサービスが誕生し、それにどう適応していくのかが鍵であります。

  • 1997年 バブル崩壊 → 3G / windows95が一般化
  • 2001年 アメリカ同時多発テロ
  • 2008年 リーマンショック → 4G / 国民総携帯時代へ(iPhone2007発売)
  • 2011年 東日本大震災
  • 2019年 Covid-19 → 5G / 既存トレンドの加速化

この不確実な3σの時代に他の会社ではまだ取り組めていない、新しい試みの継続が地域一番店、一番企業につながっていきます。本気の失敗の継続。未知を既知に変えていく学習優位な経営こそが継続する近道であります。

ビレッジ戦略の最終目的は住宅商品の販売であります。しかしながら、消費者にとって人生で一番金額の多い買い物である「住宅」を買っていただくには、準備がいります。育てていかなればなりません。住宅販売は現在、つくれば売れた時代を1.0とすると、そのステージは過ぎて、工務店2.0真っ只中です。ここで問題になってくるのがコモディティ化です。違いの欠如。同質化ともいえます。要は住宅会社が同じに見えてくる問題であります。スキルではなく、センスを会社につけていく(真似されるのがスキル。真似できないのがセンス)

  1. 工務店1.0 住宅をつくれば売れた時代
  2. 工務店2.0 住宅の顧客満足、体験を高めれば売れる今
  3. 工務店3.0 経営者の価値観、スタッフのエンゲージメント、地域への価値提供

そのプロセスにおいて、企業の価値観を地元に発信していく。キーワードは「感情価値」「偶有性の創出/非再現性」「純粋想起」であります。その戦略論、戦術をセミナーでお伝えいたします。戦術の要は「グリーン」「マルシェ」の活用です。

2013年訪問 L.Aにて

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