
工務店まちづくり勉強会in霧島
エスティナ・株式会社Birth&Rebirth/SUMUS共催イベント 20250710
第3回: 2025年7月10日(木) in 鹿児島県霧島市 – 「ビレッジ×商業テナント(非住宅受注)」(地域複合商業施設への展開)
地域のGDPを増大させる戦略/ 地域に開く戦略
2012年に発信したビレッジ戦略は全国に広がり、「自社が儲かる」「自社の集客だけを目的とする」取り組みから、地域全体の価値を高める取り組みへと進化してきています。これまでの「できるだけコストを抑えて集客する戦略」から、現在では「地域のGDPを増大させる戦略」へと移行しています。
ここで重要なキーワードは、「住宅事業」から「不動産事業」へのモデルチェンジであり、つまり「住居内の暮らしのプロ」から「まち全体の生活提案者」へと役割を広げていくことにあると言えるでしょう。
今回ご紹介するObamaVillageは、霧島市(人口約12万人、世帯数約6.2万)に拠点を置く工務店「住まいず」さんのグループ会社で、株式会社ObamaVillageの村長・有村さんが中心となって活動しています。そのお話の中で特に印象的だったのが、「鹿児島スマートバーベキュー協会」という取り組みです。地元の食材と木材を活用し、工務店の認知度を高めるマーケティングツールとしてのバーベキューでした。

ブランディングにおいて大切なのは、一貫性です。住まいずさんの魅力はまさにこの点にあり、「ラフで(美味しい)おもてなし」を体現していると感じました。そこには、心地よさを感じさせる会社、空間、そしてスタッフの接客がありました。