「未来の住宅事業戦略を先取り!ビレッジ×コンテナハウス視察ツアー」見どころ

予定プログラム

 13:00  集合・Lacca白河ショップ視察 
 (14:00~ 移動)
 15:00 ふくまちタウン
 15:00 吉成建築本社・Lacca郡山ショップ視察
 15:30 ビレッジ戦略セミナー(座学)
 16:30 解散


Lacca白河ショップ視察(郡山)


この施設の特徴は、第2拠点を短期間かつローコスト(コンテナ)で実現するプロジェクトである点です。住宅業界がコモディティ化していく中で、突破口となるキーワードとして以下の4つが挙げられます。

  1. 他拠点化
  2. 多層化
  3. 内製化 or 外注化
  4. 越境

Lacca白河は、これら4つすべてを体現するプロジェクトです。

キーワードメリットデメリット
1. 他拠点化
→白河エリア
・新市場の開拓による顧客層拡大・事業リスク分散・ブランド認知の向上・運営コストの増加・経営リソースの分散・統一した品質管理が難しくなる
2. 多層化
→若手スタッフ運営&ZOOM面談システム(本社と繋ぐ)
・幅広い顧客層への対応が可能・多様なニーズに応えられる・市場占有率向上・ブランドイメージの一貫性が崩れるリスク・マーケティングコストの増大
3. 内製化 or 外注化
→外構、グリーン雑貨は弊社と提携
・内製化:品質・ノウハウの蓄積、柔軟な改善が可能・外注化:スピーディーな拡張、初期投資の抑制・内製化:初期投資・人材育成コストが高い・外注化:品質コントロールが難しい
4. 越境
→外構事業、コンテナ・非住宅事業へ
・新規事業や新分野への進出による成長機会・差別化による競争優位性の確立・既存事業との整合性課題・失敗リスク、社内外の理解・調整の難しさ

まず「1. 他拠点化」は、本社エリア以外の新たな地域に出店し、市場性や競合性を踏まえた次の一手を打つ戦略です。コストや運営負担が増える課題はありますが、仕組みが整えばセンスメイキング(意味づけ)1を通じて新たな価値を創出できます。

「2. 多層化」は、幅広い顧客層にアプローチする取り組みです。しかし、全ての層に理念や世界観が合うとは限らず、ブランド統一感が崩れるリスクも伴います。

新しい試みとして、お客様にパネルを見ながら希望する営業スタッフを選んでいただき、その後本社とつないで初回のZoomヒアリングを実施する仕組みを導入しています。

このようなテスト企画を通じてブラッシュアップを重ねることで、他社には真似できない、Z世代のニーズに合った新しい営業スタイルが生まれてくるはずです。

「3. 内製化 or 外注化」については詳細説明をここでは省略しますが、ビレッジ戦略の活用が重要なポイントです。

最後に「4. 越境」は、特に工務店にとって今後重要なキーワードです。注文住宅市場の大幅な成長が期待できない中、事業のコンフォートゾーン(快適領域)を超え、新たな挑戦に踏み出す必要があります。

吉成建築では、コンテナを活用することで、1店舗目の1/5以下のコストで出店を実現しています。


ふくまちタウンプロジェクトについて

この協業モデルは、他業界でも成功している、応用可能なマーケティング戦略です。具体的には、ラーメン博物館のように「一度に複数の体験ができる場」をイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
https://tinyurl.com/28bh737q こちらより写真を引用

来場者にとっては、短時間で複数の住宅を比較・体感できるメリットがあり、運営側としてもコストを抑えながら効率的にプロモーションを行えます。ちなみに、吉成社長は最近、クレバ****ホームさんへ顧客をご紹介されたというお話も伺っています。

当日は、少し立ち寄りながらご覧いただける予定です。


  1. センスメイキングとは、特に、変化の激しい環境や予測できない状況において、経営者やリーダーが現場の情報を整理し、自分たちにとって「何が起きているのか」「これから何をすべきか」を理解するために使われる概念。
    単なる分析やデータ処理ではなく「人間の認知と意味づけ」を重視するアプローチ です。
    特に、これからの予測不可能な時代において、非常に注目されています。 ↩︎