starategy

コントロールできるのは社内

経営とは外部をどう捉えて、内部をどうコントロールするのかといえる。
 これからどうするのか・・・社内
 これからどうなるのか・・・社外

内的要因で発展←コントロール可能度が高い
 イノベーション

外的要因で発展←コントロール可能度が低い
 病気、天候、戦争、国、地域ルール変更

コントロールできない外部ではなく、内部に働きかけてイノベーションを起こすことが、持続的経営ではないだろうか。そこでチェスブローのオープンイノベーションが参考になるセオリーだろう。研究、調査、市場へのステップにおいてタイミングよく外部と関わりが持つことが必要である。これは新規事業だけでなく、様々な社内の取り組みに応用できると考える。

チェスブローから展開された『ダイナミック戦略論』林 倬史(2007)

要は自社だけ展開するクローズドイノベーションは終わったと2000年には言われている。経営学は実態経営よりも数年いや10年近く遅れて「論」となる。間違いなく、オープンイノベーションは今の企業のセオリーといえよう。自前主義はやめた方がいい。
ではとの会社や人と組むか。ここで参考にすべきは、グラノべッターの「弱いつながり」から展開されたロナルド・バートの「構造的空隙」、「共通の空間」ではないだろうか。

ロナルド・バート「構造的空隙」2004

遠く離れた2つの団体、コミュニティーほど、つながった時のインパクトが大きい。とはいえ企業体である以上、共通の何かは必要である。これは参考になる理論である。社内から面白いイノベーションが起きないのも納得できる。
転職したばかりの人材、最近の取引先、たまたま出会った○○、紹介された人材。社外かつ共通の何かがあるところにイノベーションの可能性が宿ると言える。

オライリーの「知の探索」に触れてイノベーションについて伝えたい。